落ち込みに気付く

診察

精神的に落ち込んだ際に、どうすれば少しでも気分を和らげる事ができるのでしょうか。 もちろん、落ち込む程度や期間によっても対応は異なってきます。 一時的な気分の変調であれば時間が解決してくれたり、趣味や娯楽などで発散することで解決できる場合がありますが、落ち込んだ状態が数ヶ月単位で続くような抑うつ状態の場合は適切なメンタルヒーリングが必要となります。症状が出現し始めた初期は外的な刺激に対しての反応が苦痛となる場合が多く、リラックスできる環境で心を癒すだけの時間もヒーリング課程において必要となります。しかし、長期間、何もしない無為の状態が続くとその後の生活にも影響を及ぼしてしまい、ヒーリングとは逆効果となってしまいます。その時に生活への意欲を高めるためにヒーリング手段として有効なものの一つが運動療法です。

運動療法といっても、ランニングをしたりサイクリングをするような負荷が強いものではありません。 椅子に座ってできるような簡単な体操でもヒーリング効果はあり、実際にメンタルヒーリングの手段として「漸進的弛緩法」として軽い体操程度の運動療法が行われています。これは、座った状態で全身の各部分の力をこめるととで筋肉の緊張を高め、その後に全身を弛緩させることでリラックス効果を強めるというものです。不安障害や神経症を持つ方に対しても、まず治療前のリラックス手段としてこのような運動療法が行われています。また、適度な運動は交感神経を活性化させるため、意欲や情動をポジティブな方向へと高めていく事ができます。このように、運動療法もメンタルヒーリングの一つとして活用されています。